2016年12月24日
『ふたりのレジェンド』
昨日ケルンで牧師先生と会ってお食事を一緒にした。
彼はアメリカ人で、もう90歳になる。
いろんな人から尊敬を集めている人だけれど、大人になってから個人的に会ったのは、今回で2度目。彼がヨーロッパを旅行していると聞いて、僕は会いに行った。少し緊張もしていたのだけれど、実際に会ってみると彼はいたって自然に接してくれ、とってもフレッシュな印象を受ける。老人なんだけれど少年のようにも感じられる。そして若僧の僕にもいろいろ質問をしてくれる。
いろいろ感心し、共感し、目に涙を浮かべ、優しい笑顔を浮かべ、彼の気持ちも正直に話してくれる。何よりも彼自身が、出会いからいろいろと感じ、学んでいる風で、話しているだけでそれに感銘を覚える。
なんなんだよ、僕もこんな人間になりたいぜ。
素直にそう思う。彼とは魂に響く会話ができる。
年齢を越え、国籍を越え、いろんな障害をピョンピョンと飛び越え。
奇跡のような会食を終えると、音楽が無性に聴きたくなってしまった。そこで名前の気になっていたTSUNAMI CLUB というライブハウスに立ち寄ったら、The Clashのカバーバンドのライブとあった。The Clash は大好きだ。地下に降りてゆくとチューニングされるギターやベース音が聴こえてきて、扉を開いた途端、London's Burningがドン!、とキックされる。
矢継ぎ早に曲たちが演奏されてゆく。ザ・疾走感。Lost in the Supermarket が終わったあたりで 、リーゼントのボーカルのオッさんが、今日はジョーストラマーの命日だぜ!、と言った。2002年の今日、ジョーはこの世を去った、だからここでみんなで黙祷を捧げよう!そう言い放ち、こっちが黙祷?嘘だろ?と思っていると、案の定エレキギターをガシャリガシャリ、シャリリーン!と鳴らしながら悪そうな笑顔で演奏を続けた。
なんかグッときた。
90歳の牧師先生との対話とTsunami Clubで出会ったパンクロックが無理なく融合してしまうスペシャルな一日を僕は過ごした。
そして一日の終わりにふと、生きることは終わりのない旅だ、
と思った。良く耳にするチープなフレーズかもしれないけれど、
僕は昨日見事にそれが腑に落ちた。
90歳の牧師先生も、ジョーストラマーも、僕も、
みんな旅を続けている。
昨日ケルンで牧師先生と会ってお食事を一緒にした。
彼はアメリカ人で、もう90歳になる。
いろんな人から尊敬を集めている人だけれど、大人になってから個人的に会ったのは、今回で2度目。彼がヨーロッパを旅行していると聞いて、僕は会いに行った。少し緊張もしていたのだけれど、実際に会ってみると彼はいたって自然に接してくれ、とってもフレッシュな印象を受ける。老人なんだけれど少年のようにも感じられる。そして若僧の僕にもいろいろ質問をしてくれる。
いろいろ感心し、共感し、目に涙を浮かべ、優しい笑顔を浮かべ、彼の気持ちも正直に話してくれる。何よりも彼自身が、出会いからいろいろと感じ、学んでいる風で、話しているだけでそれに感銘を覚える。
なんなんだよ、僕もこんな人間になりたいぜ。
素直にそう思う。彼とは魂に響く会話ができる。
年齢を越え、国籍を越え、いろんな障害をピョンピョンと飛び越え。
奇跡のような会食を終えると、音楽が無性に聴きたくなってしまった。そこで名前の気になっていたTSUNAMI CLUB というライブハウスに立ち寄ったら、The Clashのカバーバンドのライブとあった。The Clash は大好きだ。地下に降りてゆくとチューニングされるギターやベース音が聴こえてきて、扉を開いた途端、London's Burningがドン!、とキックされる。
矢継ぎ早に曲たちが演奏されてゆく。ザ・疾走感。Lost in the Supermarket が終わったあたりで 、リーゼントのボーカルのオッさんが、今日はジョーストラマーの命日だぜ!、と言った。2002年の今日、ジョーはこの世を去った、だからここでみんなで黙祷を捧げよう!そう言い放ち、こっちが黙祷?嘘だろ?と思っていると、案の定エレキギターをガシャリガシャリ、シャリリーン!と鳴らしながら悪そうな笑顔で演奏を続けた。
なんかグッときた。
90歳の牧師先生との対話とTsunami Clubで出会ったパンクロックが無理なく融合してしまうスペシャルな一日を僕は過ごした。
そして一日の終わりにふと、生きることは終わりのない旅だ、
と思った。良く耳にするチープなフレーズかもしれないけれど、
僕は昨日見事にそれが腑に落ちた。
90歳の牧師先生も、ジョーストラマーも、僕も、
みんな旅を続けている。