2017年12月20日
『永田町のバグパイプ』
今日、仕事のお昼休みに永田町の憲政記念館の庭園をぼくが散歩していると、バグパイプの音が澄んだ空気にスッと飛び込んできて、一瞬あれっ?となった。
まさか、と思いながら坂を下りて行くとフリースを着たおじさんが、顔を赤めホッペを膨らませ、目をつむってバグパイプを吹いていた。
僕はそこで足を止め、曲が終わるのを待ち、遠くからおじさんに「バグパイプですか?いい音ですねー。」と声をかけた。するとおじさんは、「よく知っていますねぇー」と少しシャイな感じで応えた。
見た感じ普通の優しそうなおじさんが、真昼の永田町で、国会を眺めつつ一人バグパイプを吹くというのは、いかなる気分のものなのか、などと想っていると少しシュールな風が吹いた。
でも、永田町という場所は、とても静かなところで、(ここは、本当に台風の目のような場所で、もしかしたら、東京で一番静かな場所かもしれない。)楽器の練習には案外ぴったりの場所であるのだろう。
そんなことを考えていると、おじさんがアメージンググレースを吹き始めて、That made my day.
僕はもう、なんだか嬉しくなっていた。
今日、仕事のお昼休みに永田町の憲政記念館の庭園をぼくが散歩していると、バグパイプの音が澄んだ空気にスッと飛び込んできて、一瞬あれっ?となった。
まさか、と思いながら坂を下りて行くとフリースを着たおじさんが、顔を赤めホッペを膨らませ、目をつむってバグパイプを吹いていた。
僕はそこで足を止め、曲が終わるのを待ち、遠くからおじさんに「バグパイプですか?いい音ですねー。」と声をかけた。するとおじさんは、「よく知っていますねぇー」と少しシャイな感じで応えた。
見た感じ普通の優しそうなおじさんが、真昼の永田町で、国会を眺めつつ一人バグパイプを吹くというのは、いかなる気分のものなのか、などと想っていると少しシュールな風が吹いた。
でも、永田町という場所は、とても静かなところで、(ここは、本当に台風の目のような場所で、もしかしたら、東京で一番静かな場所かもしれない。)楽器の練習には案外ぴったりの場所であるのだろう。
そんなことを考えていると、おじさんがアメージンググレースを吹き始めて、That made my day.
僕はもう、なんだか嬉しくなっていた。