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  川辺トポロス

2017年8月15日

『森』



最近何故か森が気になっていた。そんなこともあり、昨日は、鳩の巣から奥多摩までゆっくりと歩いてみた。雨上がりだったので、森の木や苔は水を滴らせ、とても綺麗だった。カラスアゲハが目の前から空に高く舞っていて、地面からは腐葉土の匂いがした。
​

こんなことを書くのも変な話だけど、ヨーロッパに留学し、パリで暮らし初めて1年ぐらいたった頃のある日、突然無性に腐葉土の匂いを僕は嗅ぎたくなった。自分でも、突然のことに、なんで腐葉土のことなど、これ程に想っているのだろう、と、驚き途惑った。それで、パリの土を握ってみたり、鼻を効かせていろいろ嗅ぎ回ってみたのだが、乾燥した空気の中に、僕の求めている腐葉土の匂いはなかった。ドイツに移って、少しましになったのだけれど、それでも納得のいく腐葉土の匂いとは結局出会えなかった。


​それが、昨日、森の中を歩いていると、まさにこの匂いだという匂いにずっと囲まれていて、水を得た魚のような感動が深奥から沸いた。


これは、僕の生き物としての必要なのかもしれないし、魂のことなのかもしれないけれど、きっと僕の体か心のどこかが随分と乾いていて、それを欲していたのだと思う。
小さい頃住んでいた家は、家のすぐ傍に雑木林があって、その中に入れば普通に腐葉土の匂いがしていた。そんな当たり前が、土地を離れてしまうとなかなか、探し回っても見つからない。


時々、森に入って、この匂いを嗅いでいたい。
僕にとって、とても良いことのように思うから。
そんな訳で、雨が止んだら、また森に行く。