Glass of Water
その日、子供羊は、おどおどしていた。
胸がどきどき鳴り、それから、やがて、
いろんなことが、わからなくなってしまった。
夜の草の上をただ、うろうろ、うろついた。
お母さん羊も、やはり、何かがこわかった。
しかたがないので、メ~と鳴いて、
それから、ぼうっとした頭で子供羊のために、
オオカミなんて怖くないと歌った。
2006年5月10日、私の部屋のベルが鳴っている。
扉を開けると羊親子がそこにいて、「水を一杯いただけますか?」
と頼むので、水道の水をコップに入れて差し出すと、2匹はごくごく飲んだ。
「コーヒーもありますが…」と言うと、お母さん羊の方が「結構です」とていねいにこたえた。
コップの水を飲み干すと2匹は帰っていった。
今日、私がしたたったひとつの良いことが、これだったかな?と、後でふりかえって
私は思っている。
2006年5月10日
胸がどきどき鳴り、それから、やがて、
いろんなことが、わからなくなってしまった。
夜の草の上をただ、うろうろ、うろついた。
お母さん羊も、やはり、何かがこわかった。
しかたがないので、メ~と鳴いて、
それから、ぼうっとした頭で子供羊のために、
オオカミなんて怖くないと歌った。
2006年5月10日、私の部屋のベルが鳴っている。
扉を開けると羊親子がそこにいて、「水を一杯いただけますか?」
と頼むので、水道の水をコップに入れて差し出すと、2匹はごくごく飲んだ。
「コーヒーもありますが…」と言うと、お母さん羊の方が「結構です」とていねいにこたえた。
コップの水を飲み干すと2匹は帰っていった。
今日、私がしたたったひとつの良いことが、これだったかな?と、後でふりかえって
私は思っている。
2006年5月10日