2017年10月7日
『猫になった男の子のお話』
今日は体育の日ということもあり、散歩でぶらぶらしていた近所の運動公園は子供や家族で溢れていた。
草原でダブルデートしている小学校低学年の子供たち4人の前を通り過ぎると、一番背の高い女の子が、お家ゴッコしようと言いだし(最近では、おままごと、という呼び方はしないのだろう)、「じゃあ、私はお母さん」とテンポよく喋った。
ペアだった男の子と女の子もそれに続いて、「じゃあ僕お兄ちゃん」「私は妹」ということになり、残されたレモンイエローのサッカーのユニフォームを着た男の子に当然僕は注目し、どう答えるかな?などと思っていた。
彼は「じゃあ、僕は猫にする」と言った。
そしてすぐに「ニャー」と鳴き始め、澄ました顔で両手を前にチョコんとついて、その後は、「ニャー」以外何も語らずに、ずっと4つ足でマイペースに歩き始めた。
背の高い女の子的には、レモンイエローの彼にお父さんになってもらいたかったのでは?などと僕は思ったのだが、何の異論もなくお家ゴッコは行われた。草原を四つ足で歩くレモンイエローの彼は見ていてとても微笑ましかった。
僕自身は小さい頃、女の子たちがおままごとを始めるとソワソワした気持ちになった。それは一体何ゆえだろう?
なんとなくそれを言葉に出来る気もするが、やっぱり語らずに「ニャー」と言うのが良い気もする。
そういう意味で、レモンイエローの男の子の「猫になる」というチョイスには個人的に非常に関心させられた。嫌だなと思えば、引っかいて、適当に散歩に出かければいいし、好きな子なら撫でてもらえるかもしれないし。良いアイディアだな、と思う。
今日は体育の日ということもあり、散歩でぶらぶらしていた近所の運動公園は子供や家族で溢れていた。
草原でダブルデートしている小学校低学年の子供たち4人の前を通り過ぎると、一番背の高い女の子が、お家ゴッコしようと言いだし(最近では、おままごと、という呼び方はしないのだろう)、「じゃあ、私はお母さん」とテンポよく喋った。
ペアだった男の子と女の子もそれに続いて、「じゃあ僕お兄ちゃん」「私は妹」ということになり、残されたレモンイエローのサッカーのユニフォームを着た男の子に当然僕は注目し、どう答えるかな?などと思っていた。
彼は「じゃあ、僕は猫にする」と言った。
そしてすぐに「ニャー」と鳴き始め、澄ました顔で両手を前にチョコんとついて、その後は、「ニャー」以外何も語らずに、ずっと4つ足でマイペースに歩き始めた。
背の高い女の子的には、レモンイエローの彼にお父さんになってもらいたかったのでは?などと僕は思ったのだが、何の異論もなくお家ゴッコは行われた。草原を四つ足で歩くレモンイエローの彼は見ていてとても微笑ましかった。
僕自身は小さい頃、女の子たちがおままごとを始めるとソワソワした気持ちになった。それは一体何ゆえだろう?
なんとなくそれを言葉に出来る気もするが、やっぱり語らずに「ニャー」と言うのが良い気もする。
そういう意味で、レモンイエローの男の子の「猫になる」というチョイスには個人的に非常に関心させられた。嫌だなと思えば、引っかいて、適当に散歩に出かければいいし、好きな子なら撫でてもらえるかもしれないし。良いアイディアだな、と思う。