2019年1月22日
『街に口笛を、もっと』
つい30分ほど前、MP3で「XX」というUKバンドの音楽を聴きながら護国寺駅の階段をのぼっていたら、なんとも自然に口笛が口から流れだした。
今まで、こんなにも自然に口笛が流れ出たことはなかった。
そう言えるほど、完璧に口笛を吹くタイミングだった。
身体的に、気分的に、心技体がバッチリはまった感じの口笛を僕は吹いたのだ。
護国寺駅は、音響的にもリバーブがうまいこと効いていて、口笛は美しくその場のアンビエントとして響きわたっていた。
XXの演奏に合わせて、生まれたばかりのメロディーを響かせる喜びは、なんともいえぬものがあった。
向かって来る帰宅途中の人々にとってはきっと不思議な感じだったと思うが、ともかく、すごく口笛を吹くタイミングだったので、ま、いっか、という感じで、僕は堂々と口笛を吹きながら東京メトロを飛び出していった。
外に出てみて、ふと、もっと口笛を吹いて歩いている人間が東京にいて良いのではないか?そんな、東京の風紀的なこと、哲学的なことが僕の頭を巡っていった。
そうだ、もっと心技体で、口笛を吹いたらいいのだ。
東京に戻ってから、もうすぐ2年がたとうというのに、口笛を吹いて歩く大人に出くわした記憶がない。そんな味気ないことでは、つまらないじゃないか。
とはいえ、僕だって、こんなに気持ち良く口笛吹いて歩いたの、いったい何年振りだろう?
東京の街にもっと、口笛を。
大丈夫、吹いていいのだ。
つい30分ほど前、MP3で「XX」というUKバンドの音楽を聴きながら護国寺駅の階段をのぼっていたら、なんとも自然に口笛が口から流れだした。
今まで、こんなにも自然に口笛が流れ出たことはなかった。
そう言えるほど、完璧に口笛を吹くタイミングだった。
身体的に、気分的に、心技体がバッチリはまった感じの口笛を僕は吹いたのだ。
護国寺駅は、音響的にもリバーブがうまいこと効いていて、口笛は美しくその場のアンビエントとして響きわたっていた。
XXの演奏に合わせて、生まれたばかりのメロディーを響かせる喜びは、なんともいえぬものがあった。
向かって来る帰宅途中の人々にとってはきっと不思議な感じだったと思うが、ともかく、すごく口笛を吹くタイミングだったので、ま、いっか、という感じで、僕は堂々と口笛を吹きながら東京メトロを飛び出していった。
外に出てみて、ふと、もっと口笛を吹いて歩いている人間が東京にいて良いのではないか?そんな、東京の風紀的なこと、哲学的なことが僕の頭を巡っていった。
そうだ、もっと心技体で、口笛を吹いたらいいのだ。
東京に戻ってから、もうすぐ2年がたとうというのに、口笛を吹いて歩く大人に出くわした記憶がない。そんな味気ないことでは、つまらないじゃないか。
とはいえ、僕だって、こんなに気持ち良く口笛吹いて歩いたの、いったい何年振りだろう?
東京の街にもっと、口笛を。
大丈夫、吹いていいのだ。