2016年6月9日

一昨日、DMというスーパーに日焼け止めを買いに行った。


レジに並んで待っていると、僕の一つ前に立っているお姉さん（ワインレッドの髪のぽっちゃりしたドイツ人女性）の背中に２匹の蝶が止まっている。もちろん本物ではなく、タトゥーだ。怖い感じのタトゥーではなく、優しいチョコレート色のフェアリーっぽいタトゥーだった。その２匹の蝶の間に何やら、英語の詩が書かれていた。あんまり、他人の背中をずっと眺めているのもどうかと思うが、彼女には背中の詩が見えない、そして彼女の後ろに立っている僕にはばっちり見えているのだから、きっと誰かが読むためにそこに書かれているのだろう。そっと読んでみた。

​
" Family is where Life begins
and love never ends "


この言葉を読んだ僕は、その時の自分のために書かれた言葉のようだなと思った。メモに書き写した。お姉さんの背中のタトゥーを借りて僕に語る神さまは粋なお方である。