2019年1月23日
『夜の通りのチアガール』
昨夜、フェイスブックに東京の街にもっと口笛を、というようなことを書いた後、僕は散歩に出かけた。
西早稲田にある「ソオダ水」という名の古本屋で詩の本でも買おうと思って、和敬塾横の細い坂道を抜け、細川庭園横の方まで下ってくると、アスファルトの道の真ん中で、チアダンスを踊っている女の子が一人いた。
人の年を言い当てるのが、僕は大変苦手なのだけれど、たぶん高校の終わり(3年生)か、大学1年生くらいの子だと思う。
チアの練習をしているのだろうけれど、道のど真ん中で見るチアダンスというのは、夢のような趣きがあるものである。彼女はチアダンスのフレーズを少し踊ると、壁際に戻って、スマートフォンの映像を確認し、また道の真ん中に、さささっと出てチアダンスのフレーズを続ける。
だあれもいない通りで、僕一人がこういう情景と出くわしているわけだ。なんだか、贅沢な感じでわくわくする。こういう夢のような現実のような、あわいところで起こる出会いや出来事を僕は好む。
ついさっき東京の街について書いたばかりだったので、なんだか彼女の存在が、ぼくの心の中で東京の街をCheer Upしている象徴的女子という感じにもなっていった。
夢みたいなことばかり書いているので、彼女のビジュアルについてもうちょい補足すると、その女の子はチアガールのユニフォームを着て踊っているわけではなかった。そこまで行ってしまうと、現実的にちょっとにTOO MUCHなこととなってしまう。着ている服は、いたって普通。ブルージーンズとスウェットのパーカーという感じで、いかにも家で過ごしている女の子が、着ている服という装い。きっとその辺に住んでいる近所の子なのだろう。
ぼくは、チアガールの横を心弾ませつつ歩き去って、早稲田の方へとまた上り始めた。
昨夜、フェイスブックに東京の街にもっと口笛を、というようなことを書いた後、僕は散歩に出かけた。
西早稲田にある「ソオダ水」という名の古本屋で詩の本でも買おうと思って、和敬塾横の細い坂道を抜け、細川庭園横の方まで下ってくると、アスファルトの道の真ん中で、チアダンスを踊っている女の子が一人いた。
人の年を言い当てるのが、僕は大変苦手なのだけれど、たぶん高校の終わり(3年生)か、大学1年生くらいの子だと思う。
チアの練習をしているのだろうけれど、道のど真ん中で見るチアダンスというのは、夢のような趣きがあるものである。彼女はチアダンスのフレーズを少し踊ると、壁際に戻って、スマートフォンの映像を確認し、また道の真ん中に、さささっと出てチアダンスのフレーズを続ける。
だあれもいない通りで、僕一人がこういう情景と出くわしているわけだ。なんだか、贅沢な感じでわくわくする。こういう夢のような現実のような、あわいところで起こる出会いや出来事を僕は好む。
ついさっき東京の街について書いたばかりだったので、なんだか彼女の存在が、ぼくの心の中で東京の街をCheer Upしている象徴的女子という感じにもなっていった。
夢みたいなことばかり書いているので、彼女のビジュアルについてもうちょい補足すると、その女の子はチアガールのユニフォームを着て踊っているわけではなかった。そこまで行ってしまうと、現実的にちょっとにTOO MUCHなこととなってしまう。着ている服は、いたって普通。ブルージーンズとスウェットのパーカーという感じで、いかにも家で過ごしている女の子が、着ている服という装い。きっとその辺に住んでいる近所の子なのだろう。
ぼくは、チアガールの横を心弾ませつつ歩き去って、早稲田の方へとまた上り始めた。